新宿の民。

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老舗とんかつ店のカツカレー!王ろじに行ってみた

とんかつ発祥といわれる老舗で、名物カツカレーを食す

 

伊勢丹新宿店の裏手にある、とんかつ店「王ろじ」に行ってきました。この店の創業は大正10年(1921年)。100年近く続く、新宿有数の老舗です。とんかつ発祥といわれる店のひとつとして有名で、わかりにくい場所にあるにも関わらず、連日行列ができる人気ぶりです。店名には、”路地裏の王様になる”との思いが込められているとのこと。

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知らなければ前を通ることすらないような立地で、外観も地味。ですが、平日でも12時を過ぎると店の外で順番を待つ人の列ができ始めるので、開店直後に訪問しました。

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とんかつセットにも惹かれますが、名物メニューであるカツカレー”とん丼”を食べたいと思います。

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飾り気のない店内はコンパクトにまとまっており、奥の厨房に沿ってカウンター席が4つ、テーブルが18席。地下にも12席ほどあるようです。席に座るとお茶を持ってきてもらえるので、とん丼を注文。カツを揚げるため少しお時間いただきます、と言われ、先に漬物だけ提供されます。その間にも続々と客が入店し、地下も含めてすぐに満席になってしまいました。スーツ姿のビジネスマンから外国人観光客まで、客層は幅広いです。店員は厨房とホールを出たり入ったり忙しそうにしていますが、目配りが行き届いている印象です。

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15分ほど待ち、とん丼(1,100円)が到着しました。器と受け皿が一体化した個性的な容器に、3つにカットされたカツとカレーが盛られています。やや小ぶりなので、写真でイメージするほどのボリュームはなく、ぺろりと食べることができそうです。

実食。カツは薄切り肉を棒状に巻いたもののようで、かなりしっかりと揚げてあります。衣の歯ごたえが強く、ガリガリとした食感。一方、ミルフィーユ状になっている肉は柔らかいです。カレールーは粘度が高く、辛さ控えめ。このカツとよく合います。ごはんの量が多いので、余らないよう漬物を混ぜながらバランスよく食べきりました。

よくあるロースカツカレーとは別物ですが、だからこそのオリジナリティがあります。老舗の元祖カツカレーとして、これからも長く愛されるのだろうと思いました。 

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☞王ろじ 詳細

所在:東京都新宿区新宿3-17-21 

営業時間:11:15~14:50、17:30~20:20(水曜定休)