新宿の民。

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牛と貝のマリアージュ!中華そば 流川に行ってみた

牛骨と貝出汁のバランスが絶妙なラーメン

2019年7月にオープンした「中華そば 流川」に行ってきました。ここは、以前記事にした「らぁ麺 はやし田」や、「煮干し中華そば 鈴蘭」、「らぁ麺 鳳仙花」、「俺の麺 春道」など新宿を中心に展開する有名ラーメン店の系列とのこと。出店場所も、もともとは春道があった場所の跡です(春道は近くに移転)。なかなか聞かない、”牛骨×貝”の組み合わせでスープをつくっているということで、期待が高まります。 

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中華そば の幟に導かれ、店内へ。奥に細長く、L字型のカウンターに10席ほどが並んでいます。カウンター内の厨房から、男性スタッフ2名が威勢よく迎えてくれます。

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今回頂くのは、券売機左上の「醤油中華そば(800円)」。店内の説明書きによると、スープは、国産100%の牛骨を約9時間炊き上げ、数種類の貝で採った出汁をブレンドしているとのこと。牛骨スープのラーメンは、北千住のマタドールをはじめとして何店かで食べたことはありますが、貝出汁をブレンドしているものは初めてです。味の想像をしながら待っていると、5分ほどで着丼。

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らぁ麺 はやし田と通じる、まとまりのあるビジュアル。具は低温調理された豚肩ロースのチャーシューと、穂先メンマ、白髪ねぎ、カイワレ。透明感あるスープには、自家製香味油と牛油が浮いており、美しい光沢を放っています。

いざ実食。ですが、いつも悩むのが低温調理のチャーシューを食べるタイミング。はじめはレア感があるピンク色をしているのが、スープの温度によってどんどん火が通り、白く変色、しっとりと柔らかい食感から硬く締まった食感へと変化していくため、どちらも楽しみたいと思う自分としては、かなり気を遣います。まずはチャーシューを避難、とばかりに丼の端に寄せ、変色具合を確認しつつ食べ進めるのですが、なかなか火の通りが早く難しい。猫舌で食べるスピードが遅いのが原因ですが、、

気を取り直して、スープの感想。牛骨と貝出汁の組み合わせということで、どちらかの風味が強く出てしまい、バランスが崩れるのではないかと危惧していましたが、そんなことはなく、どちらの旨味も感じられ、とてもバランス良くまとまっています。牛骨特有の甘みや(いい意味での)臭みは抑えられているため、”牛骨ラーメンらしさ”は薄いものの、そのぶん貝出汁の滋味がプラスされ、優しい味になっている、という印象を受けました。また、麺はストレートで細く、加水少なめ。パツパツとした食感ながら、きちんと清湯スープを持ち上げてくれます。まとまりの良いスープに、麺がうまくアクセントになっていると感じました。

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はやし田でも感じましたが、あまり例のない独自のスープを、破綻なくまとめあげているのはすごいな、と思います。他の系列店も個性的なラーメンを提供しているようなので、ぜひ行ってみたいです。

 

☞中華そば 流川 概要

所在地:東京都新宿区西新宿7-9-15

営業時間:11:30~23:00(無休)