新宿の民。

新宿在住20代会社員が新宿の今を発信するブログ

もちもち麺と濃厚スープで人気のラーメン屋! 玉 新宿店に行ってみた

新施設 リンクスクエア新宿にオープンした人気店

2019年9月にオープンした「中華そば つけめん 玉(ぎょく)」に行ってきました。川崎に本店を置き、東京駅のラーメンストリートなどにも出店する人気店です。場所は、新宿駅の南側に新しくできた複合施設「リンクスクエア新宿」。新宿駅から高島屋ニトリを結ぶデッキにも直結しているため、駅アクセスも良好です。(写真左側のビルがリンクスクエア新宿)

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お店は一階にあります。

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前面道路は人通りが多いとはいえないものの、平日はビジネスマン、休日は親子連れも訪れ、賑わっています。店内は広く、向かい合わせになったカウンターを中心に、テーブル席を合わせて26席。スタッフも多く、客に目を配っていて、さっと荷物入れの籠を持ってきたり、つけめんの食べ方を説明したりと丁寧な印象がありました。

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タッチパネル式の券売機でメニューを選びます。つけめんと中華そばが二本柱で、それぞれ味玉付き・特製があるオーソドックスなスタイル。このお店では、客席に近い場所にかつお節削り機が置いてあり、”削りたて”がウリの、かつお節ごはんというサイドメニューもあります。今回はシンプルに「つけめん(900円)」を頂きます。

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スタッフの女性がゆっくりと抱え持って運んでくれ、着丼。目を引くのが、太麺の質感です。注文を受けてから麺を切り出しているということで、これもこの店のウリ。まず麺だけ啜ってみると、もちもちの食感とともに、小麦の香りが鼻に抜けます。麺だけでも十分美味しいです。

次に、どろっとしたスープに麺を潜らせます。粘度が高く、縮れ麺によく絡むスープと一緒に麺を口に運ぶと、一気に香りと濃厚な旨味が広がります。削りたてのかつお節の風味がより濃厚さを引き立てますが、その割に、重くジャンキーな味わいではないため、飽きたりもたれたりすることなく、どんどん食べ進めていくことができます。スープの中の具は、チャーシューと細切りメンマです。

麺がなくなったら、つけ麺ならではの楽しみ、スープ割を投入します。この店では、煮干し割り・鰹節割り・柚子割りの三種類の中から選ぶことができ、壁際に置いてあるサーバーからおちょこに注いで持っていくセルフ式。好みや気分に応じて自分で選択できるのは楽しいですし、何度来ても飽きさせない工夫として面白いです。ちなみに今回は柚子割りを試してみましたが、スープがさっぱりとした飲み口となり、爽やかに〆ることができました。

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広く清潔感のある空間で、こだわりの麺とスープが頂ける「玉」。原則無休で通し営業のため、使い勝手もよいお店です。

 

☞中華そば つけめん 玉 新宿店 詳細

所在地:東京都渋谷区千駄ヶ谷5-27-5

営業時間:11:00~23:00(無休)

牛と貝のマリアージュ!中華そば 流川に行ってみた

牛骨と貝出汁のバランスが絶妙なラーメン

2019年7月にオープンした「中華そば 流川」に行ってきました。ここは、以前記事にした「らぁ麺 はやし田」や、「煮干し中華そば 鈴蘭」、「らぁ麺 鳳仙花」、「俺の麺 春道」など新宿を中心に展開する有名ラーメン店の系列とのこと。出店場所も、もともとは春道があった場所の跡です(春道は近くに移転)。なかなか聞かない、”牛骨×貝”の組み合わせでスープをつくっているということで、期待が高まります。 

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中華そば の幟に導かれ、店内へ。奥に細長く、L字型のカウンターに10席ほどが並んでいます。カウンター内の厨房から、男性スタッフ2名が威勢よく迎えてくれます。

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今回頂くのは、券売機左上の「醤油中華そば(800円)」。店内の説明書きによると、スープは、国産100%の牛骨を約9時間炊き上げ、数種類の貝で採った出汁をブレンドしているとのこと。牛骨スープのラーメンは、北千住のマタドールをはじめとして何店かで食べたことはありますが、貝出汁をブレンドしているものは初めてです。味の想像をしながら待っていると、5分ほどで着丼。

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らぁ麺 はやし田と通じる、まとまりのあるビジュアル。具は低温調理された豚肩ロースのチャーシューと、穂先メンマ、白髪ねぎ、カイワレ。透明感あるスープには、自家製香味油と牛油が浮いており、美しい光沢を放っています。

いざ実食。ですが、いつも悩むのが低温調理のチャーシューを食べるタイミング。はじめはレア感があるピンク色をしているのが、スープの温度によってどんどん火が通り、白く変色、しっとりと柔らかい食感から硬く締まった食感へと変化していくため、どちらも楽しみたいと思う自分としては、かなり気を遣います。まずはチャーシューを避難、とばかりに丼の端に寄せ、変色具合を確認しつつ食べ進めるのですが、なかなか火の通りが早く難しい。猫舌で食べるスピードが遅いのが原因ですが、、

気を取り直して、スープの感想。牛骨と貝出汁の組み合わせということで、どちらかの風味が強く出てしまい、バランスが崩れるのではないかと危惧していましたが、そんなことはなく、どちらの旨味も感じられ、とてもバランス良くまとまっています。牛骨特有の甘みや(いい意味での)臭みは抑えられているため、”牛骨ラーメンらしさ”は薄いものの、そのぶん貝出汁の滋味がプラスされ、優しい味になっている、という印象を受けました。また、麺はストレートで細く、加水少なめ。パツパツとした食感ながら、きちんと清湯スープを持ち上げてくれます。まとまりの良いスープに、麺がうまくアクセントになっていると感じました。

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はやし田でも感じましたが、あまり例のない独自のスープを、破綻なくまとめあげているのはすごいな、と思います。他の系列店も個性的なラーメンを提供しているようなので、ぜひ行ってみたいです。

 

☞中華そば 流川 概要

所在地:東京都新宿区西新宿7-9-15

営業時間:11:30~23:00(無休)

新宿西口でジビエ三昧!咖哩なる一族に行ってみた

カレーだけじゃない。ジビエとチーズが売りの、隠れ家風ビストロ

 

新宿には、珍しいジビエが食べられるお店がいくつもありますが、そのうちの一つ、「咖哩(カレー)なる一族」に行ってきました。その名の通り、淡路島の玉ねぎを使ったカレーが看板メニューなのですが、それだけでなく、ワインとチーズと変わった肉をたくさん食べられるとのこと。

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場所は新宿駅西口から少し歩いたところ。以前記事にした、焼肉ライク新宿西口店の近くにあります。 入口が狭いので見逃しがちですが、黒い顔の看板が目印。地下のお店です。

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店の前の立て看板。「チーズとジビエ」を前面に押し出しています。かわいいイラストですが、これからこの動物たちを食べに行きます、、

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見るだけでわくわくするメニュー表。

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地下へ。知らないとなかなか入りにくい雰囲気ですが、扉を開けると、ログハウス調のお洒落な空間が広がっています。カウンター席と個室も揃っていて、デートから宴会まで使いやすいと思います。特にカウンターは、厨房を覗くことができ、この店の売りのひとつであるラクレットチーズを熱する様子を見れたりするので面白いです。

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さて、スパークリングワインで乾杯した後は、早速ジビエを注文します。メニューの一番上に書いてあった、一族の肉盛り5種(2,980円)。5種の内訳は、イノシシ、シカ、ダチョウ、ワニ、カンガルーです。イノシシとシカまでは食べたことがある人は多くても、それ以外を口にしたことのある人は少ないのではないでしょうか。そんななかなかお目にかかれない肉が、厚切りで提供されます。塩や、マスタードなどの薬味をつけていただきます。ジビエというと、臭みを気にすることも多いですが、きちんと処理されているのでしょう、肉それぞれの癖はそのままでも、変な臭みはなくおいしいです。特に面白かったのはワニ肉(ワニテールだそう)。見た目は白っぽいのですが、想像以上にジューシーでした。

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6種目の肉として、鴨のロースト(980円)も食べました。

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7種目の肉、仔羊のチリビーンズ(680円)にラクレットチーズをかけてもらいました。どの料理にも追加でラクレットひとかけ(1,080円)ができるようです。また、ワイン等のアルコールもそれなりの品揃え。写真手前は、一族のサングリア(750円)です。

気軽にいろいろなジビエが楽しめるお店で、話のタネにもなるのでおすすめです。次はカレーを食べに行こうと思います。

 

☞咖哩なる一族 詳細

所在:東京都新宿区西新宿7-11-15 

営業時間:11:30~15:00、17:00~24:00(LO 23:00)

香ばしいカラシビ汁なし担々麺!175°DENO担担麺TOKYOに行ってみた

札幌発、胡麻たっぷりのシビれる汁なし担々麺

 

新宿西口のラーメン激戦区、小滝橋通り沿いにある「175°DENO担担麺TOKYO」に行ってきました。本店は札幌にあり、全国で12店舗を展開。うち東京には4店舗あり、新宿店は銀座に次ぐ都内2つ目の店として昨年オープンしました。変わった店名ですが、由来は自家製ラー油をつくるときの温度(175度)と店主の苗字(出野氏)を組み合わせたものだそうです。

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担々麺の本場である中国四川の味と、日本のラーメン技術を融合させることがコンセプト。麺には、発祥の地北海道産の小麦粉を使用しています。

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担々麺専門店らしく、辛さとシビれを細かく指定できるのが面白いところです。シビれは花椒の量で4段階+スペシャル(花椒三種盛)、辛さは5段階から選べます。辛いのが苦手な人用に、シビれない/辛くないの選択肢もあるのが良心的。外の暑さも本格化してきた今日この頃、マシマシとマシマシマシなどという組み合わせを食べてしまうと汗だくになるのは間違いないので、今回はお店オススメの「シビれ1、辛さ1」を無難にいただきます。タッチパネル式の券売機で発券し、席へと通されます。

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縦長の店内には、カウンター席と二人掛けテーブル席があり、明るく清潔感があります。卓上には花椒の見本と、追加用の自家製ラー油が置いてあります。辛さの微調整や味変ができそうです。

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注文したのは、黒ごま担担麺汁なし(950円)。黒胡麻が大量にかけられており、見た目のインパクトは抜群。

丼の底から混ぜると、平打ち麺に胡麻ダレが絡みつきます。麺同士もくっつきやすいですが、もちもちとして食感が良いです。また、胡麻ダレはとても香り高いです。タレに使用している香辛料は、店主自ら四川の山奥で仕入れているものだそう。こだわりの点であり、この店の真髄です。具材は挽肉と水菜、カシューナッツ、干しエビ。特にカシューナッツは、胡麻の香ばしさにナッツの香ばしさがプラスされ、より香り豊かになります。

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半分くらい食べたところで、卓上の自家製ラー油を投入。辛いのかと思いきや、辛味よりも上品な風味が前面に出てきて、味に深みが出ました。ラー油瓶をよくかき混ぜて、沈殿物も一緒にかけるのがおすすめです。

 

☞175°DENO担担麺TOKYO 詳細

所在:東京都新宿区西新宿7-2-4 

営業時間:11:00~24:00

〆の出汁茶漬けまで濃厚!すごい煮干しラーメン凪 西新宿7丁目店に行ってみた

新宿生まれの超濃厚煮干しラーメン屋で〆までニボる

 

新宿ゴールデン街で誕生し、今や海外進出まで果たしているラーメン凪。特に「すごい煮干し」ブランドは、超濃厚煮干しスープが癖になるラーメンです。発祥の地である新宿には系列店含めて5店舗展開しており、どこも行列のできる人気店ですが、立地柄、比較的空いている西新宿7丁目店に行ってきました。

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丸の内線西新宿駅徒歩3分の立地。間口は小さいですが、近づくと煮干しの匂いが漂ってくるのですぐわかります。

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入口には「煮干しが苦手な方 ご遠慮ください」という看板が。全メニューが煮干しスープなので、苦手な人はせめて「あっさり煮干し」をチョイスしたほうが良さそう。とはいえ、店内には煮干しの匂いが充満しているので、煮干し好き以外はつらい環境かもしれません、、

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外の食券機でメニューを選んでから中に入ります。今回は、〆まで楽しめる「こってり煮干しラーメン出汁茶漬けセット」を選びました。並盛、中盛、大盛まで同料金なのが嬉しいです。

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店の中へ。カウンターのみ12席。かなり狭いですが、綺麗です。入ってすぐ右手にあるウォーターサーバーでコップに水を取り、他の客の背中にぶつからないよう気を付けて席につきます。テイクアウト用の煮干しも販売されており、店内にはポスターや手書きポップが貼られていました。

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席につくと目に付くのが、カウンターに置かれた紙。こだわりや食べ方の指南と、かわいい煮干しの絵が描かれています。スタッフは女性2人。客の入退店時に明るくあいさつしたり、食券を渡すとき、辛味があるが大丈夫かどうか聞き、メニュー表を使って追加トッピングの説明をしたりと、接客は丁寧な印象を受けました。

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こってり煮干しラーメン出汁茶漬けセット(1,000円)。

見るからに濃厚なスープには、一杯60g・20種類以上の煮干しが使われているとのこと。表面には煮干し油が膜を張っており、冷めにくいようになっています(猫舌の人は注意)。指南の通り、まずはスープを一口頂きます。口に入れた瞬間、ガツンと煮干しの香りが溢れ、鼻に抜けていきます。ドロドロ・ジャリジャリとした舌触りで、煮干しが溶け込んでいるのがよくわかりますが、煮干し特有のエグミは強くありません。また、中太縮れ麺にはスープがよく絡み、啜るたびに煮干し感が襲ってきます。上に乗っている、幅広のいったん麺は良いアクセント。滑らかな食感で、中太麺ほどスープは絡まないものの、そのぶん、麺の味わいが前面に出てきます。真っ赤な辛みダレは、イワシのエキスにスパイスを合わせて数日寝かしたものだそう。スープに溶かすと、煮干しの旨味をより引き出してくれます。とても濃厚なのに、飲み干してしまいたくなるスープです。

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しかし、飲み干してはいけません。セットの出汁茶漬けにラーメンのスープをたっぷりと回しかけます。中央部の黒い塊は、細かく刻んで味付けされた煮干し。全体をよく混ぜて頂きます。濃厚なスープがご飯に合うのはもちろん、ラーメンより煮干しの旨味を強く感じました。〆のメニューらしく、ラーメンだけ食べるよりも食後感がさっぱりとするので、おすすめです。

 

☞すごい煮干しラーメン凪 西新宿7丁目店

所在:東京都新宿区西新宿7-13-7 

営業時間:11:00~23:00(日祝は~21:00)