老舗のカレースタンド!モンスナックに行ってみた
サラサラというかシャバシャバ。これが元祖・飲むカレー!
新宿で1964年から続く老舗有名カレースタンド「モンスナック」。
昭和の香り漂う小さな店内で頂けるのは、元祖・飲むカレーというべき、サラサラのルーが特徴のカレーライスです。
場所は、新宿駅と新宿三丁目駅をつなぐ地下通路直結(B7出口)の、新宿紀伊国屋ビルの地下1階「紀伊国屋ビル名店街」にあります。
レトロな店が並ぶ名店街の中でも、ひときわ雑然とした佇まいで、カウンターのみの店内は外から丸見え。でも、こういう店が美味いんですよね。創業から55年間、場所も製法も変わらないという、老舗の味に期待です。
メニュー表。定番のポークカレーから、創業時にはなかったであろうダルカレーといったものまで種類豊富です。基本は変えずに、うまく時代の流れにも合わせていくのが長年続く秘訣なのでしょうか。客層も、サラリーマンから年配のご婦人まで幅広く、ランチタイムを過ぎた時間でも、入れ替わり立ち代わり入店がありました。リピーターも多そうです。
リピーターが多い要因の一つはこれかな、と思ったのは、「本日のサービス」。日替わりでいくつかのメニューが値下げされるようです。最安のポークカレー(650円)は100円引きの550円で食べられ、お得。僕もこの中から「コロッケカレー」を注文しました。
コロッケカレー到着。コの字型のカウンターに座り、中で忙しそうに立ち回る店員に口頭注文してそれほど待たずに配膳となりました。ルーの揺れ方で、食べる前からサラサラ感がわかります。実食します。
味は辛すぎず、安定の”日本のカレー”といった感じ。そして、ルーが本当にサラサラ。野菜は溶け込んでいるのかほとんど姿が見えず、目立つ具は大きめの豚バラ肉のみ。ライスを崩してルーに混ぜ、一緒に喉に流し込んでいきます。実はスープカレーはすぐに飽きが来て苦手意識があったのですが、これはガンガンいけます。誰も見ていなければ皿を抱えて飲みたいと思ったくらい。コロッケも揚げたてでおいしいです。
卓上には二種類の漬物が置いてあり、トッピングして食感のアクセントをつけるのが楽しいです。減るとすかさず店員が追加して、常にこの量を保っています。目配りが素晴らしいです。
時間がない時でもサラッと食べられて飽きの来ないカレー。リピートする気持ちがわかりました。ごちそうさまでした。
☞モンスナック 詳細
所在地:東京都新宿区新宿3-17-7 紀伊国屋ビル地下1階
営業時間:月曜日〜土曜日11:00〜21:15(L.O.20:45)
日曜日・祝日11:00〜21:00(L.O.20:30)